おりんは数十万円での買取事例もある仏具です。
価値のあるおりんなら高く売れますが、どのようなおりんでも高額買取になるわけではありません。
この記事ではおりんの買取相場と、価格が決まるポイントをまとめました。
おりんを高く売るコツも紹介するので、不用なおりんがあるならうまく買い取ってもらましょう。
おりんの買取査定では慎重に見るポイントが主に3つあります。
買取をするときにまずチェックするポイントから順番に解説するので、処分したいと思っているおりんに高い価値があるかどうかを考えてみましょう。
おりんの素材
おりんの買取査定ではまず素材を見ます。
おりんはほとんどが金属でできていますので、金やプラチナなどの希少価値のある貴金属なら高額買取が可能です。
高価な素材が使用されている場合には、おりんを仏具としてではなく、金やプラチナなどの貴金属として買い取ります。
その方が査定価格が高くなる場合が多いからです。
工芸品としての価値
おりんの買取価格は、工芸品としての価値があるかどうかによって左右されます。
貴金属を使用していないおりんでも、工芸品としての価値があると買取可能です。
最近の製品でも数万円で販売されている見事なおりんが多数あります。
美しく仕上げられているおりんで、人気がある製品なら高値を付けられる場合もあります。
保管状態
保管状態の良さはおりんの買取価格に影響があります。
おりんの素材が劣化して純度が低下していたり、傷などによって工芸品としての価値が損なわれていたりすると減額査定にせざるを得ません。
また、使用感があって買い手が付きにくいと判断されるときにも買取価格を下げることになります。
おりんの高額買取を決める重要な点
おりんの買取査定で見るポイントを踏まえて、何を満たしていると高額買取になるのかを見ていきましょう。
ここでは4つの観点から、おりんが高く売れるかどうかを判断するポイントを紹介します。
素材の種類と純度
おりんの素材の種類が高価なら高い買取価格になります。
相場価格が高い金を筆頭として、プラチナや銀などの貴金属は高額買取の対象です。
同じ金のおりんでも、18金に比べて純度が高い24金の方が高く買い取れる場合が多くなります。
純度が高い方が金の含有量が高いからです。
基本的には純粋な金としての含有量が多いほど高い査定価格を付けられます。
真鍮や水晶のおりんも比較的高値で取引されていますが、素材としての価値よりも芸術的価値を評価されているのが一般的です。
ただ、真鍮やステンレスは金属としての価値もあるため、買取価格を付けるときには考慮します。
芸術品としての価値があまりなくて売れそうもないおりんでも、真鍮やステンレスを金属としての価値で査定することが可能です。
あまり高額になることはないですが、錆びていなくて質の高い状態であれば高値を付けられる場合があります。
おりんの大きさ・重さ
おりんの素材を査定して買い取る場合は、大きくて重いおりんの方が買取価格が高くなるのが一般的です。
大きければその分、素材の含有量が多いと考えられるからです。
例えば、金メッキのおりんの場合には、同じ厚さのメッキなら大きいサイズのおりんの方が使用されている金の量が多くなります。
純金のおりんであれば、大きくて重い方が金の量が多いと判断できます。
そのため、大きくて重いおりんの方が高い買取価格になるのが一般的です。
芸術的価値・製品価値
おりんの芸術的価値や製品価値は、メーカーや作家による影響が大きくなっています。
江戸時代や室町時代などに有名作家が制作したおりんの場合は、高額買取の対象になります。
有名人が使っていたおりんの場合なら、さらに付加価値があるので高く買い取ることが可能です。
また、現代のおりんでも有名なメーカーが製造した高価なおりんであれば、高く買い取れる場合があります。
製品価値が高いおりんが良品の状態なら高額買取が可能です。
おりんを高く売るコツ
おりんを高く売るためには、買取業者が少しでも高い価格で売れると判断できることが重要です。
ここではおりんの高額買取に成功するコツを説明します。
査定力のある業者を選ぶ
おりんの買取では業者の査定力が重要です。
金属としての買取と、工芸品としての買取のどちらが適しているかを判断できる査定士がいる買取業者に査定を依頼しましょう。
仏具の買取に強い業者の査定を受けても、金やプラチナなどの貴金属を使用しているおりんでは価値を正しく評価してくれない可能性があります。
逆に、工芸品としての価値が高い真鍮製のおりんの査定価格が金属買取業者では低いことあるので注意が必要です。
仏具買取ならりん棒・りん台と一緒に売る
仏具買取に対応している買取業者では、りん棒とりん台もおりんと一緒に査定に出しましょう。
工芸品としての価値はおりん本体よりも、りん台の方にある場合が多いからです。
おりんがステンレス製で金属としては価値が低くても、りん台と組み合わせることで見事な仕上がりになっている場合、高く買い取れる場合があります。
もともとセットで販売されていたおりんは、まとめて売るのが高い買取価格にするコツです。
付属品を整える
おりんは、箱入りで布に梱包した状態で販売されていることがよくあります。
箱や布などの販売時に含まれていた付属品は、一通り整えて査定に出しましょう。
紛失している付属品があると、買取価格が減額される原因になるので注意が必要です。
鑑定書や査定書を用意する
おりんに鑑定書や査定書がある場合は、買取査定のときに用意しましょう。
有名な仏壇の一部として使われていたおりんのように、価値が一般に認められている場合は高額買取になるからです。
おりんに使用している貴金属の純度や、重量について査定された結果があると査定価格に反映されます。
金属買取業者も検討する
仏具買取店におりんの査定を受けてみると金や銀、プラチナなどの貴金属が使用されていることがわかる場合もあります。
この際には貴金属の買取を専門としている業者でも、査定を受けた方が高く買い取ってもらえる可能性があります。
必要とされる査定技術が異なるからです。
貴金属が含まれている量を、正確に測定して査定できる熟練の査定士がいる業者に依頼するのがおすすめです。
また、逆にステンレス製のおりんで特に芸術的価値もないから買い取れないと断られる場合もあります。
このようなときは、ステンレス買取に強い金属買取業者に査定を受けるのがおすすめです。
ステンレスに使用されている鉄、クロム、ニッケルも貴重な金属で、買取をしている業者が多数あります。
仏具と貴金属しか買い取れない業者もあるので、断られたときや買取価格があまりに低いと感じたときには他の金属買取にも強い業者に相談しましょう。
おりんの買取価格が下がるリスクがある行為
おりんは美しく芸術性があり、さらに素材が高価であれば高額買取になります。
ただ、おりんの買取価格を上げようとして手入れをしたために、価格が大きく下がることもあるので注意しましょう。
ここではおりんの買取価格が下がるリスクが高い手入れの内容を説明します。
基本的にはおりんはそのままの状態で買取査定に出すのがベストと考えましょう。
研磨剤で磨く
おりんは金属でできているので、磨いて美しく輝く姿にした方が高く売れそうだと思う人もいます。
確かに表面についているほこりやシミを、柔らかい布で拭いて落とすくらいの手入れは査定のときに好印象を持ってもらえる可能性があります。
しかし、研磨剤を使用して丁寧に磨こうとしてしまうと、研磨剤の粒子によって微細な傷がついてしまって品質が低下するリスクがあるので厳禁です。
優秀な査定士であれば、くすんでいる姿のおりんでも、適切に手入れをすればどのくらい美しくなるかを見通せます。
あえて今から手入れをして失敗するリスクを負うよりは、それ以上状態が悪化する前に査定を受けましょう。
錆び取りを使用する
金や銀などのおりんであれば錆びることはないですが、真鍮やステンレスなどの場合には錆びてみすぼらしい姿になる場合があります。
錆び取りをしてきれいにすれば買い取ってもらえると思うかもしれませんが、錆び取りの使用が原因でおりんの品質が下がるリスクがあります。
錆び取りは一般的に酸性物質や硫化物が使用されていて、表面の錆びを溶かしながら磨き落とす仕組みになっています。
錆びは落ちたとしても、錆びの一部が溶けて浮いた錆びの粒子が研磨剤のような役割をしてしまい、傷をつける原因になります。
真鍮などの繊細な金属製のおりんの場合には、強力な錆び取りを使った結果として色ムラができるといったトラブルも起こるリスクがあります。
錆び取りは業者に任せた方が良いので、そのまま買取に出すのが賢明な判断です。
布のほつれを繕う
りん台をおりんと一緒に買取に出すときに、りん台が布製でほつれが見られるという状況が時々あります。
ほつれたままよりもきれいな状態の方が良いと考えて、ほつれた部分を繕ってから買取に出そうとする人もいます。
ただ、りん台が芸術品だった場合には価値を損なうことになるので、手を出さない方が賢明です。
芸術品の場合、修繕にもプロとしての技術が必要になります。
針をむやみに刺して余計に傷を付けてしまったと判断されて、査定価格が下がることになります。
ほつれている部分があっても気にせずに、おりんとセットで買取に出すのがおすすめです。
まとめ
おりんは金属としての価値が高いと高額買取ができます。
工芸品としての価値がある場合もありますが、おりん本体だけでは高い価値が認められることは稀です。
おりん本体よりも、りん台の方に芸術的価値があることが多いのでまとめて売るようにしましょう。
おりんは金属の価値が重要とわかると、研磨剤や錆び取りをしてきれいにしようと思いがちです。
しかし、傷がついて品質が低下する原因になりますので、そのままの状態で買取査定を依頼するのがおすすめです。
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