冷蔵庫は処分するときにリサイクルが必要な家電製品なので、一部自治体を除いて基本的には粗大ごみ収集を利用できません。
そのためご自身で冷蔵庫の処分方法を見つける必要がありますが、処分方法によってかかる処分費用や、メリット・デメリットが異なります。
そこで今回は、冷蔵庫の処分方法について以下のことがわかる内容になっているので、ぜひ参考にしてくださいね！
- 冷蔵庫の寿命と買い替えサイン
- 冷蔵庫を処分する5つの方法と処分費用の目安
- 買取できる冷蔵庫と買取できない冷蔵庫
- 容量・メーカー別！冷蔵庫の買取相場
- 冷蔵庫を高く売る5つのコツ
- 冷蔵庫の買取・処分ならウレルヤにお任せください！
あなたにぴったりな冷蔵庫の処分方法が見つかるように、詳しく解説していきます！
冷蔵庫の寿命は約10年と言われています。
製造から10年を経過すると、メーカーが冷蔵庫の部品の製造や保管を終了してしまうので、万が一故障してしまっても修理することができません。
例えば、
- 食品が冷えない
- 氷が作られない
- 水漏れする
- 異音がする など
このようなサインが見られたら、そろそろ冷蔵庫の寿命が近づいてきたサインです。
そのため、多くの方が製造から10年程度を目安に買い替えています。
冷蔵庫を処分する5つの方法と処分費用の相場
| リサイクルが必要な冷蔵庫 | 対象外の冷蔵庫 |
| 冷蔵庫冷凍冷蔵庫保冷庫 冷温庫ワイン庫（ワインセラー） 冷凍庫（チェスト形・アップライト形・引き出し形）など | おしぼりクーラー 保冷米びつショーケース（店舗用） 冷凍ストッカー（店舗用） 冷水機製氷機化粧品専用の保冷庫 ホテル用システム冷蔵庫（課金式） |
【参照】2023年4月版リサイクル料金一覧表（家電リサイクル手続きの進め方）｜家電リサイクル券センター
冷蔵庫は特定家庭用機器再商品化法（家電リサイクル法）でリサイクルが必要な家電製品4品目に定められているので、一部の自治体を除いて、基本的には粗大ごみ収集を利用できません。
家電リサイクル法の対象となる冷蔵庫は〝家庭用機器〟に限定されていますが、家庭用モデルを事業所で使用していた場合でもリサイクルが必要です。
しかし業務用モデルの場合は家電リサイクル法の対象外なので、処分の際はメーカーや販売店に問い合わせましょう。
ここからは、リサイクルが必要な冷蔵庫の処分方法を5つ紹介していきます。
処分方法ごとに処分費用の目安や、メリット・デメリットが異なるのでぜひ参考にしてくださいね。
1.家電量販店の引き取りサービスで処分する
冷蔵庫を処分する最も手軽な方法が、家電量販店の引き取りサービスを利用する方法です。
- 冷蔵庫を買い替える
- 冷蔵庫の処分だけ
上記2つのケースに対応していますが、冷蔵庫の処分だけの場合は収集運搬料が高くなる店舗が多いので、買い替え時に利用するのがおすすめです。
気になる各大型家電量販店で冷蔵庫を処分する際の費用目安は以下の通りです。
| 家電量販店 | リサイクル料 | 収集運搬料 | 合計金額 |
| エディオン | 3,740〜4,730円 | 2,200〜3,850円 | 5,940〜8,580円 |
| ケーズデンキ | 2,200円 | 5,940〜6,930円 | |
| ヤマダ電機 | 2,500円 | 6,240〜7,230円 | |
| ビックカメラ | 1,650円 | 5,390〜6,380円 | |
| ヨドバシカメラ | 550円 | 4,290〜5,280円 | |
| ジョーシン | 1,650〜3,300円 | 5,390〜8,030円 | |
| コジマ | 1,650円 | 5,390〜6,380円 |
冷蔵庫は前述したように、家電リサイクル法でリサイクルが義務づけられている家電製品なので、収集運搬料の他に冷蔵庫の容量やメーカーに応じたリサイクル料を支払う必要があります。
処分したい冷蔵庫のメーカーや容量ごとに詳細なリサイクル料を知りたい場合は、一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページより確認できます。
【参照】再商品化等料金一覧（家電リサイクル料金）｜家電リサイクル券センター
冷蔵庫の買い替えと同時に処分する際は、新しい冷蔵庫の搬入時に古い冷蔵庫を引き取るので、スムーズに処分することが可能。
しかし4〜5月は新生活シーズンで家電の配達が混み合うので、搬入や引き取りまで待たなければならない場合があります。
2.指定取引場所に持ち込む
シンプルに冷蔵庫を処分したい場合は、ご自身で指定取引場所に持ち込むことで収集運搬料を節約できます。
指定取引場所はリ、店舗が引き取ったサイクルが必要な家電製品を運搬するための場所で、一般の方も利用することができます。
指定取引場所は全国に点在しているので、最寄りの指定取引場所に持ち込むことでリサイクル料のみの処分費用で処分できます。
最寄りの指定取引場所は、家電リサイクル券センターの「指定取引場所検索」で調べてみましょう。
指定取引場所に古い冷蔵庫を持ち込んで処分する際は、事前に郵便局でリサイクル料を支払い、家電リサイクル券の管理票を持って冷蔵庫を持ち込む必要があります。
指定取引場所に持ち込むことで比較的安い処分費用で冷蔵庫を処分できますが、冷蔵庫は100〜150ℓの一人暮らし用モデルで約30kg、ファミリー向けモデルの500ℓ以上だと100〜140kgの重量になります。
また冷蔵庫を指定取引場所まで運搬する車両を用意しなければならないので、複数の男手があり、かつ軽トラックなどを用意できる場合に限りおすすめできる処分方法です。
3.不用品回収業者に依頼して処分する
買い換えではなく、冷蔵庫の処分だけをしたい方や、引っ越しなどで他にも不用品の処分を検討している方は不用品回収業者に依頼して処分する方法がおすすめです。
不用品回収業者は幅広い不用品の回収を実施していて、リサイクルが必要な家電製品の回収にも対応しています。
気になる処分費用ですが、軽トラック満杯の不用品を処分して10,000円〜が相場です。
不用品回収業者の料金は、トラックを停車できる位置から自宅までの距離や、処分するものの種類などで変動するので、現地見積もりを利用して詳細な料金を把握することが大切です。
料金がわかったら、他社とサービスや料金を比較して依頼するかどうか決めるようにしましょう。
4.買取専門店で処分する
5.買取してもらい処分する
冷蔵庫は新品で購入するとかなりの値がする家電製品なので、中古で購入される方も多いため、一定の条件を満たす冷蔵庫は買取対象になります。
気になる買取できる冷蔵庫の特徴や、冷蔵庫の買取相場については後述しますが、買取してもらえれば収集運搬料やリサイクル料がかからず、お金になるのでおすすめです！
冷蔵庫を買取してもらうには、不用品回収業者の買取サービス、もしくは買取専門店で売る方法があります。
- 不用品回収業者：処分費用と相殺して支払い
- 買取専門店：現金でお支払い
買取専門店であれば即日現金でのお支払いが可能なので、新しい家電製品の買い替えに充てることも可能です。
しかし買取専門店によっては、出張買取の際に別途出張料が必要なケースや、実施しているサービス内容が店舗によって大きくことなります。
そのため、買取専門店を利用する場合はサービス内容や査定金額を比較して決めるようにしましょう。
買取できる冷蔵庫の特徴は？買取不可になるケースも紹介
前述したように、冷蔵庫を買取してもらい処分する際は、ご自宅の冷蔵庫が売れるか売れないかを見極める必要があります。
買取できる冷蔵と買取できない冷蔵庫には特徴があるので、ここから詳しく解説していきます！
買取できる冷蔵庫の特徴
- 製造後5年以内の冷蔵庫
- 気になる不具合がなく、正常に動作している
- 国内メーカーの冷蔵庫
- 使用感がない
- 付属品が揃っている
冷蔵庫を買取してもらう場合は、上記の条件を満たしている必要があります。
買取された冷蔵庫は再販されるので、購入する方が「欲しい！」と思える冷蔵庫というのが絶対条件です。
誰しも古いモデルや、不具合があるモデル、使用感があるモデルの冷蔵庫は欲しくありません。
そのため、キレイな状態で製造からあまり年数が経過していない冷蔵庫など、再販ができる状態の冷蔵庫が買取対象になります。
買取不可になる冷蔵庫の特徴
- 製造から7年以上が経過している
- 異音や水漏れなど不具合がある
- 海外メーカーの冷蔵庫
- 汚れや傷などがある（使用感がある）
- 付属品が揃っていない
買取条件を満たさない冷蔵庫は、主に上記のような特徴があります。
冷蔵庫の寿命は約10年と言われていて、製造から5年経過してしまうと不具合が生じてくる可能性があります。
また店舗によっては製造から10年以内だと買取してもらえるケースがあるので、5年を超えていても問い合わせてみましょう。
しかし製造から10年目を迎えてしまうと、メーカーが部品の製造や保管をしなくなるので、冷蔵庫を修理することができません。
不具合があった場合に修理して再販できないので、ほとんどの買取店で製造から10年を超えた冷蔵庫は買取不可になります。
容量・製造年別！冷蔵庫の買取相場
「うちの冷蔵庫、売れるかも！」と思ったら、ぜひ冷蔵庫の容量と製造年をチェックしてみてください。
買取業界では、冷蔵庫の容量と製造年は大きなポイントになります。
そこでここからは、冷蔵庫の容量と製造年ごとに買取相場を紹介していきます！
冷蔵庫の容量別買取相場
| 容量 | 買取相場 |
| 〜150Lの冷蔵庫 | 約1,000〜8,000円程度 |
| 150〜200Lの冷蔵庫 | 約2,000〜8,000円程度 |
| 300〜400Lの冷蔵庫 | 約70,000〜15,000円程度 |
| 400〜500Lの冷蔵庫 | 約1,0000〜30,000円程度 |
| 500L〜の冷蔵庫 | 約20,000〜70,000円程度 |
冷蔵庫の容量は買取価格を決める大きなポイントのひとつです。
容量150L未満の小さな冷蔵庫は主に一人暮らしの方やサブ的に使っている方が多く、150L〜200Lは一人暮らし向けサイズでは少し大きいめのモデルになっています。
300L〜400Lの中型冷蔵庫は新婚さんに人気のあるサイズで、400L〜500Lになるとファミリー層に人気になってきます。
500Lを超える冷蔵庫は5ドア・6ドアの重量がしっかりとあるモデルになってくる他に、もともとの価格も高価なので買取相場も国内メーカーであればかなり期待できます。
冷蔵庫の製造年別買取相場
| 容量 | 買取相場 |
| 製造から1年経過 | 約20,000円程度 |
| 製造から2年経過 | 約15,000〜35,000円程度 |
| 製造から3年経過 | 約5,000〜25,000円程度 |
| 製造から4年経過 | 約5,000〜15,000円程度 |
| 製造から5年経過 | 約0〜10,000円程度 |
冷蔵庫の買取価格を左右する大きなポイントが、製造年です。
前述したように製造から5年以内の冷蔵庫を買取対象としている店舗が多く、製造から5年を経過すると大幅に買取価格が下がります。
さまざまな理由から製造されてから1年で冷蔵庫を手放さなければならない方は、状態がよければ高額買取が期待できます。
2年、3年、4年そして5年と製造から年数が経過していくにつれて、買取価格が1年あたり5,000〜10,000円程度低下します。
そのため、「冷蔵庫を売りたい」と思ったら早めに査定を受けることが重要です。
主要メーカーの買取相場
| 容量 | 小型冷蔵庫の買取相場 | 大型冷蔵庫の買取相場 |
| 東芝 | 〜15,000円程度 | 〜50,000円程度 |
| シャープ | 〜45,000円程度 | 〜110,000円程度 |
| パナソニック | 〜18,000円程度 | 〜80,000円程度 |
| 三菱 | 〜36,000円程度 | 〜65,000円程度 |
| ハイアール | 〜18,800円程度 | 〜23,000円程度 |
前述したように、国内メーカーの冷蔵庫はもともとの販売額が高価なので、買取価格も海外メーカーと比べて高くなります。
上記の表を見ると分かりますが、東芝、シャープ、パナソニック、三菱などの国内主要メーカーの買取相場は比較的高額ですが、海外メーカーになると一気に買取価格が低下します。
もちろん前述ように、冷蔵庫の容量や製造年も買取額に大きな影響を与えますが、国内メーカーであるというのは大きなポイントになります。
また冷蔵庫メーカー各社で目玉となる機能や性能が異なるので、買取額にもメーカー差があります。
東芝であれば、生鮮食品の鮮度を長期間保つことができる「速鮮チルド」や、コンパクトでありながらも庫内容量を大きく設計している「マジック大容量」などがあります。
シリーズとしてはFWXやFW、FD、片開きタイプの全4種がありますが、近年製造されているモデルは型番が「GR」で始まるのが特徴です。
次にシャープの冷蔵庫は、冷凍室の仕切りを自由に動かして使い勝手良く使える「メガフリーザー」や、庫内の菌の分解や除菌に特化した独自の「プラズマクラスター」が特徴です。
容量別にシリーズ展開しており、501L以上、401〜500L、301〜400L、201〜300L、200L以下の5シリーズあります。
パナソニックは開閉回数や収納力に応じて自動で節電してくれる「エコナビ」や、庫内の付着菌や浮遊菌の除菌・脱臭効果を持つ「ナノイー」が人気のメーカーです。
シリーズはWPV、XPV、PV、V、Jのアルファベットで始まる全6シリーズあります。
最後に三菱の冷蔵庫は、生鮮食品の鮮度を保ち、調理時の利便性に特化した「氷点下ストッカーD」や、「切れちゃう瞬間凍」、野菜の鮮度と緑化をサポートする「朝どれ野菜室」が魅力のメーカーです。
シリーズは幅広く、WX、JX、RX、R、B、CX、C、P、Uのアルファベットで始まる全9シリーズあります。
冷蔵庫を高く買取してもらう5つのコツ
ご紹介したように、冷蔵庫は容量・製造年・メーカーの3つで大きく買取額が変動します。
しかし「古い冷蔵庫を売って処分したい！」と考えている方は、この3つのポイントに加えてここからご紹介する高額買取のコツをぜひ試してみてください。
ここからは、高額買取を狙う5つのコツをご紹介いたします。
1.製造から5年以内の冷蔵庫か確認する
冷蔵庫のドアを開けると、内側にシールが貼ってあります。
そのシールには製造年の他にメーカー名、型番、容量も記載されているので確認しておきましょう。
製造から5年以内の冷蔵庫で、国内メーカー、容量の多い冷蔵庫であれば高額買取が期待できます！
2.大容量の冷蔵庫は高価買取が期待できる
冷蔵庫を新品で購入するとき、一人暮らし向けの容量が小さい150L未満の冷蔵庫は比較的安く、ファミリー向けの300〜400L、500L〜冷蔵庫は高価です。
これは買取業界も同じで、容量が小さなモデルよりも大容量のモデルのほうが高額買取が期待できます。
3.国内メーカーの冷蔵庫は人気が高い！
前述したように、海外メーカーの冷蔵庫はもともとの販売額が安いので、買取価格も安くなります。
しかし東芝やパナソニックなどの国内メーカーの冷蔵庫は、高性能モデルになっているので新品価格が高く、中古市場でも人気があるため買取価格も高くなります。
4.付属品を全てそろえる
冷蔵庫の付属品には以下のようなものがあります。
- 取扱い説明書
- 保証書
- 製氷機
- 製氷皿
- 製氷スコップ
- ガラストレー
- 小物ポケット
- フリーケース など
このような付属品をすべて揃った状態で買取査定を受けることで、揃っていないときと比べて高額買取が期待できます。
5.メンテナンスをしてから買取査定を受ける
冷蔵庫を買取してもらうときは、可能な限り使用感をなくすことが重要です。
付属品をそろえることも同様ですが、使用感をなくすことで新品の状態に近づけることができるので、買取査定時の印象を良くすることができます。
冷蔵庫のメンテナンス方法は場所や部位によって異なります。
ドアや天板などに付着した目立つ汚れは、台所用の中性洗剤をぬるま湯で薄めて、ぞうきんなどの布に含ませて拭き取ります。
冷蔵庫のガラストレーや小物ポケットなど、取り外せるパーツはすべて取り外して中性洗剤で水洗いすることでキレイにできます。
しかし以下の洗剤やお掃除用品は、ドアや塗装面、プラスチック、ガラス面を気づけたり変色させたりする恐れがあるので注意が必要です。
- アルカリ性、弱アルカリ性の台所用洗剤（中性以外）
- ガラス用洗剤
- 塩素系漂白剤
- みがき粉、クレンザー、研磨剤
- 粉石けん
- ベンジン、シンナー、アルコール
- 重曹
- クエン酸、お酢
- 熱湯
- たわし、研磨スポンジ
- 化学ぞうきん
また冷蔵庫の背面は空気の対流によって、細かいホコリが付着して汚れやすいので、電源プラグを抜いて、脚カバーを手前に引っ張り出して、調整脚を反時計回りに回して床を浮かせたら、冷蔵庫をまっすぐに手前に引き出してメンテナンスを行います。
このとき冷蔵庫の背面だけではなく、「側面ダクト」と呼ばれる横の下の方にある部分の汚れも取り除きましょう。
容量が小さいモデルは冷蔵庫の背面にカバーがなく、蒸発皿がむきだしの状態になっていることがあります。
蒸発皿は取り外すことができないので、周辺の機械部に付着した汚れを、ほうきや掃除機などで強い力をかけないよう注意しながら取り除きましょう。
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- スタッフ1人がトラックへ積み込み可能な状態
- 2015年〜の製造モデル
- 破損や汚れがない冷蔵庫
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まとめ
冷蔵庫は法律でリサイクルが必要な家電製品4品目として定められているので、一部自治体を除いて基本的には粗大ごみ収集を利用して処分することができません。
そのため、今回ご紹介した5つの方法で処分することを検討しますが、以下のポイントを全て満たしている冷蔵庫は買取してもらい処分したほうがお得です！
- 製造から5年以内
- 国内メーカーの冷蔵庫
- 傷や汚れがなくキレイな状態 など
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