遺品整理と買取は、同時に依頼できます。
整理しながらその場で査定・買取まで完結できる業者に頼めば、費用が大幅に減り、手間も半分以下になります。整理費用12万円に対して買取額が31万円になり、差額の19万円がお客様に戻ったケースも実際にあります。
この記事では、同時依頼のメリット・注意点・業者の選び方を、実際の査定現場での事例とともにお伝えします。
「整理業者と買取業者、どちらに先に連絡すればいいんだろう」と悩んでいませんか?
遺品整理を業者に依頼しようとしたとき、多くの方が一度はこの問いに行き当たります。別々に頼むのが当たり前だと思っていると、手間も費用も2倍かかってしまうことがあります。
実はこの2つ、一社でまとめて解決できる場合があります。整理・査定・買取・処分まで自社完結できる業者に最初から頼むのが、最もシンプルで費用対効果の高い方法です。
目次
遺品整理と買取の「同時依頼」とはどういうことか

遺品整理と買取は、本来まったく異なるサービスです。
遺品整理業者は、部屋の片付け・荷物の搬出・清掃などを請け負う業者です。費用はかかりますが、体力的にも精神的にも遺族の負担を大きく減らしてくれます。
買取業者は、遺品の中から価値あるものを査定し、現金で買い取る業者。買取額が整理費用を相殺できる可能性があります。
「同時依頼」とは、この2つを一社でまとめて頼める業者に依頼することです。整理しながらその場で査定し、買取額を整理費用から引いてもらえる仕組みです。2社に別々に連絡する必要がなくなり、手間も費用も一度に解決できます。
| 注意:古物商許可証がない業者は買取できません 買取を行うには「古物商許可証」が必要です。整理業者の中には「不用品を無料で引き取る」とうたっているところもありますが、これは買取ではなく引き取りです。現金でお渡しできる業者かどうか、依頼前に必ず確認しましょう。 |
同時依頼の3つのメリット

同時依頼がなぜ選ばれるのか。現場での経験をもとに、3つのメリットをお伝えします。
メリット① 手間が半分になる
整理業者と買取業者を別々に呼ぶ場合、それぞれに対して連絡・見積もり・日程調整・立ち会いが必要になります。遺族にとって、この手間は想像以上に大きい。
「亡くなった直後の忙しい時期に、2社と何度もやりとりするのがつらかった」というお声は、私たちがよくお聞きするものです。一社完結なら、連絡も立ち会いも一度で済みます。
メリット② 費用が大幅に減る可能性がある
買取額が整理費用から差し引かれるため、実質的な負担額が小さくなります。
| 整理費用:12万円 (タンス6本・冷蔵庫5ドア・洗濯機6kg・ベッド(セミダブル)・小型家電5点・下駄箱・小さな机3点・鏡台・ダイニングテーブル+椅子3点) 買取額:31万円 ・三代龍文堂 安之介 鉄瓶 → 20万円 ・古備前 備前焼 茶壺 → 11万円 実質負担:マイナス19万円 (お客様に19万円をお返しする形になった) |
「整理にお金がかかると思っていたのに、逆にお金が戻ってきた」と驚かれたケースです。すべてがこうなるわけではありませんが、価値ある遺品が一点でもあれば、費用を大きく圧縮できる可能性があります。
費用の相殺がどのように計算されるかをもっと詳しく知りたい方は、遺品整理の費用を買取で相殺する方法と費用シミュレーションをあわせてご覧ください。
メリット③ 価値ある遺品を見逃さない
整理業者は「片付け」のプロですが、遺品の価値を見極めるプロではありません。高額になりうる品物が気づかれないまま廃棄されてしまうリスクがあります。
| 品目:包丁・砥石(祖父が残していたが使い道がなくしまってあった) 鑑定結果:刀匠・水野正範作 買取額:21万円 「捨てようとしていた」ものが高額買取になる典型例。査定士がその場にいなければ廃棄されていた可能性が高い。 |
整理業者だけに任せていたら、この包丁は廃棄されていたかもしれません。査定士が目の前にいてこそ、こういう発見ができます。
整理専門業者に先に頼んでしまうとどうなるか

「まず整理業者に頼んで、その後で買取業者を呼べばいいのでは?」と考える方もいます。ただ、この順番には2つのリスクがあります。
リスク① 価値ある遺品が先に処分されてしまう可能性
整理業者は「価値の見極め」を専門としていません。「捨てていいものかどうか」の基準が整理寄りになるため、価値ある品物が廃棄物として扱われてしまうことがあります。
先ほどの包丁の例がまさにこれです。「整理業者が先に来ていたら間に合わなかった」という場面を、私たちは少なくない回数経験しています。
リスク② 二重の手間・コストがかかる
整理を終えた後に別の買取業者を呼ぶ場合、再度の日程調整・立ち会い・見積もりが発生します。さらに、整理後の状態では「整理費用から買取額を引く」というメリットが使いにくくなります。請求が終わった後から買取が発生するため、費用の相殺が難しくなるのです。
| 「高価な物は専門の査定士にしっかり見て欲しくて買取業者さんを呼びました」 → この判断自体は正しいのですが、最初から両方に対応できる業者を選べば、一度で解決できました。 |
遺品の中にどんな品物が高く売れるのかを事前に把握しておきたい方は、遺品買取の完全ガイド|売れるものの見極め方と業者の選び方もあわせて参考にしてみてください。
同時依頼できる業者の選び方

「整理も買取も対応します」と言う業者は増えています。ただし、実際の対応品質には大きな差があります。依頼前に確認しておきたい3つのポイントをお伝えします。
チェックポイント① 古物商許可証を持っているか
買取には古物商許可証が必要です。整理業者の中には「不用品を無料で引き取る」とうたっているところもありますが、これは買取ではなく引き取りです。現金でお渡しできる業者かどうか、依頼前に確認しましょう。
チェックポイント② 遺品整理士の資格を持っているか
遺品整理士は、遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。取得には研修・試験が必要で、遺品の適切な取り扱いや遺族への配慮に関する知識が問われます。
整理業者がこの資格を持っているかどうかは、「どれだけ遺族の立場で動いてくれるか」の一つの目安になります。資格の有無をホームページや問い合わせ時に確認しておくと安心です。
チェックポイント③ 買取できなかった品物の処分方法を説明してくれるか
すべての遺品に値段がつくわけではありません。「買取できなかったものはどうなるのか」を事前に説明してくれる業者かどうかも重要な判断基準です。
廃棄するのか、有料で引き取るのか。透明性のある説明ができる業者であれば、信頼して任せられます。あいまいな返答しかしない業者には注意が必要です。
| 確認項目 | チェック |
| 古物商許可証を持っているか | □ |
| 遺品整理士の資格があるか | □ |
| 費用の見積もりが明確か(整理費用・買取額の相殺方法) | □ |
| 買取できない品物の処分方法を説明してくれるか | □ |
| 整理・買取・回収を一社で完結できるか | □ |
信頼できる業者の見分け方についてさらに詳しく知りたい方は、遺品整理の悪徳業者を避ける5つのポイントで解説しています。
買取できない遺品はどうする?

どんな業者に頼んでも、すべての遺品に値段がつくわけではありません。買取できない品物が出てきたとき、どう対処すればいいかを整理しておきます。
買取できないケースの主な例
以下のような品目は買取が難しくなります。「値段がつかない=ゴミ」ではありませんが、まずは現状を把握しておきましょう。
| 状態・品目 | 買取可否 | 備考 |
| 状態不良(破損・水濡れ・カビ) | × | 廃棄または有料回収 |
| 製造から7年超の家電 | △ | 機種・状態次第で相談 |
| ノーブランドの大型家具 | × | 運搬コストが合わない |
| 使用感の強い日用品・衣類 | × | 廃棄または有料回収 |
| 金・プラチナなどの貴金属 | ○ | 状態問わず買取可能 |
| ブランド品・骨董品・工芸品 | ○ | 専門査定で思わぬ高値に |
売れないものの出口は「廃棄・有料回収」が基本
① 廃棄(粗大ゴミ・産廃)
壊れているもの、汚損がひどいものはここに。費用はかかりますが、確実に処分できます。
② 有料不用品回収
壊れていても、大型でも、まとめて引き取ってもらえます。自治体のゴミ回収では対応しにくい品物もまとめて依頼できるため、整理のスピードが上がります。買取できなかった品物の引き取りについても、見積もり時に確認しておくと安心です。
「整理から回収まで一社完結」が理想の形
買取できるものは現金化、できないものは有料回収。この流れを一社でまとめて対応できる業者なら、遺族が複数の業者に連絡する必要がありません。整理から買取・回収まで一貫して対応できる業者かどうかも、依頼前に確認しておくと安心です。
よくある質問

遺品整理と買取を同時に頼める業者は多いですか?
増えてはいますが、まだ多くはありません。「整理業者」と「買取業者」は専門性が異なるため、両方を自社完結できる業者は限られています。古物商許可証と遺品整理士資格の両方を持っているかを確認するのが最短の判断方法です。
買取額で整理費用がゼロになることはありますか?
あります。実際に整理費用12万円に対して買取額が31万円になり、お客様に19万円をお返ししたケースがあります。ただし、遺品の内容によって大きく異なります。価値ある骨董品・貴金属・ブランド品が含まれている場合に期待できます。
どんな遺品が高く売れますか?
金・プラチナなどの貴金属、骨董品・工芸品(作家物・窯元物など)、ブランド品(バッグ・時計・アパレル)、年式の新しい家電が特に高く売れやすい傾向にあります。「古いから価値がない」と思っていたものに高値がつくケースも少なくありません。
遺品整理と買取を同時に頼む場合、日程はどうなりますか?
基本的には同じ日に整理・査定・買取まで完結します。物量が多い場合は複数日に分けることもありますが、担当者が変わらず対応できます。まずは現地見積もりの際に確認しましょう。
査定後に「やっぱり売りたくない」と気が変わったらどうなりますか?
査定後でも買取を断ることは自由です。査定料・出張費はかかりません。「とりあえず査定だけ」という形で相談いただくことも可能です。
まとめ

| この記事のまとめ ・遺品整理と買取を同時に頼めば、手間・費用・見逃しリスクの3つをまとめて解決できる ・整理費用が買取額で相殺され、場合によってはお金が戻ってくることもある(実例:整理費用12万円→買取31万円→差額19万円を返金) ・「捨てようとしていたもの」に思わぬ高値がつくケースも。査定士がその場にいることが最大のメリット(実例:包丁・砥石が21万円) ・業者選びのポイントは「古物商許可証」と「遺品整理士資格」の両方を持っているか ・整理から買取・回収まで一社完結できる業者なら、遺族の負担を最小限に抑えられる |
「整理業者に頼むべきか、買取業者に頼むべきか」で迷っている方は、両方に対応できる業者に最初から相談するのがいちばんシンプルです。費用の見積もりだけでも、まずは気軽に問い合わせてみてください。
遺品整理を一人でこなすことに限界を感じている方は、遺品整理を一人でやることの限界と業者を頼む判断ポイントもあわせてご覧ください。
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